海藻着生基質「セラポラ」（セラミックスポーラスブロック）

ホンダワラ類やアラメ・カジメ等のコンブ類に代表される大型褐藻の海藻群落「藻場」は、海洋生物にとって餌場、隠れ場、産卵場所になるなど重要な役割を持っています。しかし、近年、その大切な藻場が沿岸から消えつつあります。そこで私たちは豊かな藻場の復元を目指してセラポラ（セラミックスポーラスブロック）を開発しました。
『セラミックスポーラスブロック（略称：セラポラ）』とは、砕石状にした規格外のいぶし瓦（無釉薬瓦）を骨材に使用し、海藻類から放出される胞子（タネ）の付着、生長を促すことを目的に天然繊維、鉄粉を混合してセメントペーストで固めた多孔質の海藻着生基質です。

海藻着生基質「セラポラ」

海藻着生基質「セラポラ」の納入実績

兵庫県　大阪府　愛媛県　広島県　三重県　岩手県　静岡県　秋田県　大分県　佐賀県　熊本県　長崎県　高知県　徳島県

海藻着生基質「セラポラ」は、全国の様々な場所に35,000枚を超える豊富な納入実績を有しており、これからも全国の藻場復元に貢献して参ります。

海藻着生基質「セラポラ」の特徴

繊毛が突出した凹凸形状の表面により海藻類から放出される遊走子（タネ）が付着しやすく、早期着生が期待できます。

セラポラ基質の内部は連続した空隙に富む構造になっており、海藻類着生後は仮根、付着器がしっかり活着するため、波浪による剥離を抑えます。さらに、内部の空隙は魚類の餌となる動物（小型甲殻類、多毛類等）の棲家になります。

セラポラ基質中央部にφ20mm口径の孔があり、当社の製品（藻礁・増殖礁）のほかケミカルアンカー・ボルト・ナット等を使用することで様々な構造物（消波、被覆ブロック等）への取り付けが行えます。

環境に配慮し、水産生物に対し無害材料のみを使用しております。

セラポラ基質のみの販売も承っています。